「痛みを取ることを、メインでやっています。特に腰痛。お尻から足のしびれの施術が多いです。」
岐阜県本巣市佐原。山あいの景色にふっと肩の力が抜ける場所に、痛みに悩む人が静かに集まる鍼灸院がある。

その名も 本巣さわら鍼灸院。
本巣さわら鍼灸院が目指すのは、気持ちよさや一時の改善“だけ”で終わらない、痛みを取ることにこだわった施術だ。
「なぜ痛いのか」を丁寧に見立てて施術を行い、必要なら医療機関への受診も勧める。
人通りのない山あいにありながら、名古屋や郡上から足を運ぶ人が後を絶たない「本巣さわら鍼灸院の痛みをとる施術」について、院長の 山本篤志さんに詳しく伺った。
基本情報はクリック!
お問い合わせの際は「つたギフ見ました」と言っていただけるとスムーズです。
| 名称 | 本巣さわら鍼灸院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒501-1236 岐阜県本巣市佐原125-1 |
| 連絡先 | 090-3152-5028 |
| 営業時間 | 月〜日曜 9:00~21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 訪問診療 | 医院より半径16km以内 |
| 保有資格 | はり師(国家資格) きゅう師(国家資格) |
| 公式サイト | https://motosu-sawara-shinkyuuin.com/ |
痛みを取るには、まず“原因”を見極める

なぜ本巣さわら鍼灸院には「痛みをなんとかしたい」と願う人が集まり、繰り返し通う人が多いのだろうか。
その答えは、「原因を見立てる力」と、狙いを定めた「治療の設計」 にあった。
本巣さわら鍼灸院では、施術に入る前の検査とヒアリングをとても大切にしているという。
腰痛ひとつを取っても、原因はさまざま。
神経なのか、筋肉なのか、関節なのか。
あるいは、鍼灸ではなく医療機関の受診が優先される状態なのかもしれない。
院長の山本さんはまず、
- 前屈・後屈・ひねり など、どの動きで痛みが出るのか
- しびれの有無や強さ
- 筋力や腱反射などの神経学的チェック
- 立つ・座る・中腰 など、日常生活で痛みが出る場面
といった情報を積み上げ、「いま起きている痛みの正体は何か」 を一つずつ整理していく。
本巣さわら鍼灸院の鍼灸で“痛みが楽になる”3つの理由

山本さんの鍼灸は、痛みのメカニズムに沿って狙いを定める理論的な施術だ。
「鍼を刺すと血流が良くなるだけじゃなくて、脳の“痛みの感じ方”にも作用するんです」という。
1)筋肉・筋膜に“ピンポイント”で刺激を加えるトリガーポイント鍼療法
本巣さわら鍼灸院が軸にしているのは、トリガーポイント鍼療法。つまり、狙った筋肉に対して、ミリ単位で細かく刺激を入れる鍼灸だ。
トリガーポイント鍼療法とマッサージ・ストレッチを組み合わせたオーダーメイドの施術で、一人ひとりの痛みの原因を整えていく。
2)トリガーポイント鍼療法が痛みに効く3つの理由

痛みを感じる背景には、
筋肉が硬くなる
↓
筋膜の滑りが悪くなる
↓
筋膜が過敏化し、刺激に敏感になる
という流れがある。では、なぜ過敏になった筋膜に鍼をすると「痛みが感じにくくなる」のか。
山本さんは、理由は大きく3つあるという。
① 血流が促され“興奮”が落ち着く
鍼刺激が入ると、局所の血流が促され、 痛みを伝える神経の興奮が徐々に落ち着いて痛みを感じやすい状態が和らぐ。
② 脳の「痛みを抑える仕組み」が働く

体にはもともと、痛みを抑える機能が備わっている。
鍼刺激が入ることで、セロトニンやノルアドレナリンといった物質の働きが促され、痛みの感じ方が弱くなって行く。
つまり、「痛みそのものを消す」のではなく、“痛みを抑える力を引き出す” という考え方だ。
③ 痛みの“場所”を脳に正しく伝える
トリガーポイント鍼療法によってピンポイントで刺激すると、 「どこが痛いのか」を脳がはっきり認識するようになる。
そうすると、ぼんやりと広がっていた痛みが脳で整理され、必要以上に敏感に感じていた痛みが落ち着いていく。
上記のような理論に基づいて、本巣さわら鍼灸院では、 「とりあえず広く刺激する」のではなく、 “狙った筋肉に、狙って入れる” トリガーポイント鍼療法を重視している。
過敏になった筋膜にアプローチするとは、ただ刺すことではなく、痛みの回路そのものを落ち着かせるための設計なのだ。
「刺激は強め。でも、効果の“持ち”を狙う」施術設計

取材の中で印象的だったのは、山本さんが迷いなくこう言ったことだ。
「うちは、刺激は強めだと思います」
鍼は、やさしく浅く入れる方法もある。しかし本巣さわら鍼灸院では、狙った筋肉に対して、必要であれば深めに刺すこともあるし、本数を使うこともあるという。
それはなぜか。
山本さんはこう続ける。
「その場で少し楽になるだけなら、やり方はいろいろあります。でも、それだと戻りやすいこともある。だから、数日後の変化を見越して施術するんです。」

実際、施術後に1〜2日ほど、だるさを感じる人もいるという。
これは、硬くなっていた筋肉や過敏になっていた組織にしっかり刺激が入ったことで起こる一時的な反応。その先にあるのは、
- 3日後の軽さ
- 1週間後の動きやすさ
- 「あれ、戻ってない」という実感
そうした変化を狙った施術設計だという。
刺激が強い=危険、ではない。詳細な検査と医療機関への連携も見据えた見立ての結果、「ここが原因だ」と判断した部位に対して、 ミリ単位で狙いを定め、必要な分だけ入れる。
その場の心地よさよりも、 数日後の変化を見据えた治療が、「また通いたい」と遠方より足を運ぶ人が出てくる理由の一つなのだろう。
腰痛・しびれだけじゃない相談も

腰痛を訴える患者が多いというが、
- 首・肩の痛み
- 膝の痛み
- 寝違え
- 頭痛 など
さまざまなな「痛み」に関する相談も多いという。
口コミでは「説明がわかりやすい」「どこが悪いか理解できた」といった声も多く、施術後にはストレッチや避けたい動作など、生活面のアドバイスも行っている。
我慢し続ける前に、“原因を見てもらう”という選択を

取材の最後、山本さんが繰り返したのは、「我慢せず、まず治療につなげる」という言葉だった。
「痛みは、放っておくと慢性化してしまうことがあります。まずは病院でもいいんです。受診して、そのうえで必要なら鍼灸も選択肢に入れてもらえたら。」
痛みがあるのに「そのうち良くなるだろう」と様子を見続ける。どこに行けばいいかわからず、迷ったまま時間だけが過ぎていく。
そんな人にこそ、一度“原因を見る”という選択をしてほしいという。
画像検査で「異常なし」と言われた痛み。原因がはっきりしない腰痛。
行き場を失ったように感じる痛みに対して、検査と見立てを通して「いま何が起きているのか」を一緒に整理していく。
“痛みを取る”という言葉は強い。
けれど、その裏にあるのは、痛みと向き合うための道筋を示すという、静かな姿勢だった。
木々が語り合う山あいのこの場所で、今日もまた、「原因を知ること」から始まる治療が続いている。
