「車のこと、ぜんぶ任せていい」Lux Autoの“かかりつけ車屋”という地域密着型寄り添いサービス

国道21号から瑞穂市役所の横を通る県道 生津交差点を西に入った、地元の人々が静かに行き交う旧中山道沿いに店を構える「LuxAuto（ラックスオート）」。便利な立地で、仕事帰りにふらっと立ち寄る人も多い。

「女性の方もぜひ気軽に来てくださいね」と明るく笑うのは、夫婦でお店を営む小森まゆみさんだ。

中古車販売から整備・カスタムまで幅広く手がける同店は、地域の暮らしに寄り添う“かかりつけの車屋”として、多くの人から信頼を集めている。

「車を売るだけでなく、お客さまの日常を支える存在でありたい」と話す、小森まゆみさんにLux Autoの事業内容や、生活を支える自動車にかける想いをうかがった。

事業内容を教えてください

うちは、新車・中古車の販売を軸に、車検や日常メンテナンス、保険、カスタム、塗装など——車にまつわることを一気通貫でお受けしています。

中古車販売では、お客さまのご予算やライフスタイル、ご購入目的を伺い、一緒に探す“伴走型”の提案が基本です。

ご購入後は、車検やオイル交換といった日々のメンテナンスまで、お任せいただけます。

大手中古車販売店さんとの違いはなんですか？

大手の中古車販売店さんって、本当に在庫が豊富で、たくさんの車を一度に見られるのが魅力ですよね。

ただ、「見に行ったけど結局どれがいいのかわからなかった」とか、「何件もお店を回って疲れちゃった」「営業がしつこくて断りづらかった」なんて声もよく聞くんです。

そこでうちは、そうした“選びきれない”“探し回るのが大変”といったお悩みをなくせるように、オーダー販売（注文販売）というスタイルを取っています。

「通勤・通学で自転車を積みたい」「子どもが大きくなったからミニバンに替えたい」「週末に夫婦で趣味を楽しめる車がほしい」など、生活スタイルやご希望を伺いながら、一緒に“理想の一台”を探していきます。

車に詳しくなくても全然大丈夫です。

「どんな車がいいのかまだピンときていない」という方でも、お話を聞きながらこちらから車種やグレードをご提案します。

ご予算が決まったら、会員制のオートオークションから全国の車両をチェックして、走行距離や修復歴、内外装の状態などをしっかり確認したうえで、条件に合う車だけを厳選してご紹介しています。

「在庫の中から選ぶ」のではなく、「お客さまの希望を形にするために一緒に探す」。

それがLuxAutoのオーダー販売のスタイルです。

初めての方や車選びに自信のない方でも、安心して相談してもらえると思います。そして、購入後の整備や点検はすべて夫が担当しています。

担当が変わらないからこそ、「前回ここを直したから次はここを見ておきましょう」といった予測整備もできるんです。

車の状態だけじゃなく、暮らしや使い方まで理解したうえで、長く安心して乗っていただけるようサポートしています。

——そんな“かかりつけの車屋”として、ご利用いただいています。

整備の際に大切にしていることは何ですか？

整備の際に大切にしているのは、「お客様一人ひとりに合った最適な整備を行うこと」です。

例えばディーラーさんでは、「走行距離がそろそろだから交換しておきましょう」といったご提案もありますが、私たちはお客様のご予算やライフスタイル、車の使い方を考慮して、本当に必要なタイミングを一緒に判断しています。

車検の時にまとめて整備するのではなく、必要な時に必要な箇所だけ対応することで、費用の負担を分散でき、車の状態も安定します。

また、環境にも配慮し、部品の交換時期を見極めながら適切なタイミングでの整備を心掛けています。

お客様の目線に立ち、純正新品にこだわらず、品質の高いリサイクルパーツや優良な社外部品のご提案も行っています。

整備の目的は「部品を替えること」ではなく、「安心して長く乗れる状態に保つこと」。

だからこそ、お客様それぞれに合わせたプランで、末永くサポートしています。

どんなお客様がいらっしゃいますか？

今は30〜50代のファミリー層が多いですね。

一番多いのはご紹介で来てくださるお客さまです。

ありがたいことに、うちで購入された方がご家族やお友達を紹介してくださることが本当に多くて、それが一番うれしいんです。

また「紹介してもらえた」というのは、お店を信頼してもらえている証だと思うので、心からありがたいなって。

あとは、「この道を通るたびに気になっていて」と言って立ち寄ってくださるご近所の方も多いです。

7〜8年経った頃から、「続いている＝信頼できるお店なんだ」と思っていただけるようになったのか、「通勤途中で便利そうだから寄ってみた」という方も増えました。

商工会の「まちゼミ」経由で来てくださる方もいますし、2012年の創業当初からお付き合いのあるお客さまも多く、ありがたいことに長いお付き合いが続いています。

LINEひとつでオイル交換の予約ができたり、「警告灯がついた」と写真を1枚送ってもらえれば、その場で返信してサポートしています。

お友達に相談するような感覚で話してもらえる“頼れる存在”でありたいんです。

だから、車に苦手意識を持っている方や、「修理に出すほどではないけど、ちょっと気になる」という方ほど、気軽に来てほしいですね。

お仕事をされていて、大変なことはありますか？

中古車販売の仕事だと、今は比較サイトや相見積もりが当たり前の時代ですよね。

いろんなお店の情報を比べられるのは、お客さまにとってとても良いことだと思います。

ただ、中古車に関しては「安い＝良い」ではないんです。

同じ車種でも、年式や走行距離、メンテナンス履歴、修復歴などによってリスクがまったく違います。

だからこそ、うちは弱点もきちんとお伝えして、納得して選んでもらえるようにしています。

ご予算やご希望を伺いながら、「この条件ならこういう選び方もありますよ」と一緒にベストを探していくスタイルです。

無理に引き止めたり、しつこく勧めたりすることはありません。

私たちは誇りを持ってお客様が車を所有した後のことまで考えた提案をしています。

そのうえで「やっぱりここでお願いしたい」と言ってもらえた時が、何より嬉しい瞬間ですね。

お仕事をされていて、一番うれしかった言葉はなんですか？

一番うれしかったのは、長くお付き合いのあるお客さまが、お子さんの初めての車を「うちでお願いしたい」と言ってくださったときですね。

大切なお子さんの車を「ここなら安心して任せられる」と思っていただけたことが、本当にありがたかったです。

小さい頃から知っている子だったので、「あの子がもう車を買う年齢になったんだ…」って、なんだか感慨深くて。

ご購入後には、「車を持ってから生活がすごく変わりました」と話してくれたんです。

その時に改めて思ったのが、私たちは“車を売っている”のではなく、“車のあるライフスタイル”を提案しているんだなということ。

LuxAutoのコンセプトでもある「“移動時間”を“特別な時間”へ」という想いが、お客さまの暮らしの中で形になった瞬間だなと思って、すごくうれしかったです。

今後どのように事業を展開したいですか？

事業をどんどん大きくしたいというよりも、お客さまとの“つながり”をもっと広げていきたいなと思っています。

車の販売や整備だけで終わらず、アパレルやトートバッグなどのオリジナルグッズを通して、「LuxAutoを身近に感じてもらえるようなきっかけ」を増やしていきたいんです。

たとえば車の用事がなくても、まゆみさん元気かな？会いに行こうかなって気軽に立ち寄ってもらえるそんな関係を築きたいです。

今は車屋さんもたくさんあって、自由に選べる時代ですよね。

だからこそ、選ばれる理由は“車”ではなく“人”。

「Luxが好き」「あの2人にお願いしたい」と思ってもらえるような関係を、これからも大切に育てていきたいです。

お客さまにとっても、いろんなお店を転々とするより、一つの場所でずっと車を見てもらったほうが安心ですよね。

状態を把握できているからこそ、万が一のときも早く正確に対応できる。

結果的に、長く安全に、そして心地よく車と付き合っていただけると思っています。

LuxAutoは、車のある暮らしを通して、“人と人とのつながり”を育てていくお店でありたいです。

読者へのメッセージをお願いします

車のことでちょっと困ったときに、「あ、ラックスさんに聞いてみようかな」って思い出してもらえたら嬉しいです。

車のことでも、それ以外のことでも、気軽に話しかけてもらえる存在でありたいと思っています。

私自身、K-POPの推し活やカフェめぐりが大好きなので、「この辺で美味しいお店知らない？」なんて話題でも大歓迎です。

そういう何気ない会話の中からでも、つながりが広がっていくのが嬉しいんですよね。

LuxAutoは、“車を売るお店”というより、“お客さまと一緒に理想の車を探していくお店”。

「こういう車に乗ってみたい」「こんな使い方がしたい」など、ふわっとしたイメージのままでも大丈夫です。

一緒に考えて、一緒に探して、ピッタリの一台を見つける――それが私たちの仕事です。

これからも、“何でも相談できる かかりつけの車屋さん”として、皆さんの暮らしに寄り添っていけたらと思います。

ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。