「私、“おっとり”したところがあって、安心して話せる雰囲気だって、よく言われるんです」と柔らかく語る執行 典子さん。
介護施設や子どもの福祉の現場で管理職として働く中で、執行さんが強く感じたのは「会社に人を合わせても、組織は良くならない」ということだった。
人が育つには、“その人がすでに持っている良いところ”を見つけて伸ばす関わり方が必要であり、人の強みが活かされれば、自然と組織も成長する
——この確信が「人を育てる」事業へのきっかけになったという。
生来のお世話好きな性格と、人の本質を見抜く洞察力を活かし、「男性がすでに持っている魅力」を磨いて自己肯定感を高めるプログラムを提供している。
取材中「心からたくさん笑ってください」と、執行さんはいう。その姿勢には、一貫して“人の中にある光”を信じるものがあった。
この記事では、執行さんが手がける育成プログラムの概要と、参加する男性たちに訪れる変化について、ご本人に詳しく聞いた。
基本情報はクリック!
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| 名称 | 男性育成プログラム |
|---|---|
| 事業内容 | コーチング |
| 所在地 | 最寄りのカフェなど |
| 連絡方法 | インスタグラムDM |
| 営業時間 | 随時 |
| 休業日 | 不定休 |
| インスタグラム | https://www.instagram.com/nori470602 |
育成プログラムの内容を教えてください
私は「男性の魅力」を引き出すプログラムを行っています。
人は誰しも、その人にしかない魅力を持っているんです。
だから、その人の中に眠っている強みや魅力を見つけ出し、表情・ファッション・立ち居振る舞い・言葉の使い方などを、日常的な振る舞いレベルに落とし込みながら、ゴールに向かって伴走する。
「足りないところを埋める」ではなく、あなたも知らないあなたの魅力を引き出し、磨き、自然に発揮できるように導いていくのが私の役割です。
プログラムのはじめには、「なりたい自分」を具体的に描きます。
「自己肯定感を上げて営業成績を伸ばしたい」
「パートナーにもっと愛されたい」
「結婚に向けて自分を磨きたい」
——ゴールは人それぞれですが、明確に進むべき道を見つけ出し、実現に向けてサポートします。
他のコーチングプログラムとの違いを教えてください

一般的なコーチングのようにカリキュラムで縛ったり、口うるさく矯正したりするスタイルではありません。
主役はあくまでご本人。
私は魅力にライトを当てる、“スポットライト役”です。
「あなたはここが良い」「この強みをこう見せたらいい」と、必要最小限の“気づき”だけをお渡します。
私がいつまでもそばにいてアドバイスし続けるわけにはいきませんから、
一言お伝えして、ご本人が自分の力で動き出せる状態をつくることを大切にしています。
どうしてこの事業を始めようと思ったんですか?
ひとことで言えば、生まれつきの「お世話好き」だからだと思います。
子どもの頃の人形遊びでは、いつも“お母さん役”。
誰かの面倒を見たり、喜ぶ姿を見たりすることが、何より嬉しかったんです。
その感覚は大人になっても変わりません。
あとは、これまで私と関わってきた男性たちの変化が、男性育成への想いをさらに強くしました。
ある男性は、もともとモテるタイプでしたが、心の奥では「仲間とのつながり」を求めていたんです。
そこで、「やりたいことをやってみたら?」と背中を押すと、彼は自分の世界を広げ、周囲から信頼される存在へと成長したことがあったんです。
こういった男性が素敵に変わっていく経験をたくさん見てきて、
もっと多くの男性に自分自身のすばらしさに気づいてもらい、いきいきと過ごしてもらいたい
——そういった思いが、事業を始めたきっかけになりました。
人に気づきを与えるのは難しくないですか

私は2人姉妹の下の子だったんです。小さなころから、活発な姉の空気を読み、表情を読み、声のトーンを聞き、「今これは言わない方がいい」「これは喜ぶ」と、無意識に判断して生きてきました。
その結果、観察力と洞察力がずば抜けて高くなり、人の仕草や選ぶ色、話し方から「人の一番素敵なところ」を瞬時に見抜けるようになったんです。
あとは、その人の心に“ストンと落ちる”言葉選びを大切にしています。
「言葉は生き物、言霊」という感覚を大切にしていて、無駄な一言・相手を折る言葉は決して使いません。
ポイントは3つあって、
1つ目は、「その人の言葉で伝える」こと。難しい表現より、その人が普段使う言葉に合わせて話しています。
2つ目は、「タイミング」。同じ言葉でも、落ち込んでいる時に言うのか、落ち着いた時に言うのかで刺さり方が変わりますよね。
相手に受け取る準備が整ったタイミングを見極めています。
3つ目は、「私の心が動いているか」です。私は、相手の表情・空気感・場所まで含めて、本当に必要だと心から思えた瞬間にしか、核心の言葉は口にしません。
信頼関係が出来上がった状態で、3つのポイントに沿って「気付き」をお伝えさせていただくと、驚くほど、みなさんに変化が訪れます。
どうやって信頼関係を築いているんですか?
笑ってもらうことで、相手の心がほどける「言葉のスキンシップ」を大切にしています。
たくさん笑ってもらうために、あえてくだらないことを言ったりもするんですよ。
まずは、私自身をさらけ出し、私の強いところだけでなく、弱さやコンプレックスもお伝えする。
そうして「講師だから完璧」ではなく、「あなたと同じように悩んでいるんだよ」と伝えて、心を見せ合う準備をするんです。
心の距離感はとても大切で、近すぎても遠すぎても良くない。
私は心の距離を1〜10で考えていて、目指すのは「5〜6」。
何でも相談できるし、弱みも話せる。でも依存はしない状態です。
私も相手も崩れない“安全領域”の中で、一番深く信頼し合える位置まで連れていく
——ここをきちんとコントロールするのも、プロとしての責任だと思っています。
どんな方に向いているプログラムだと思いますか?

自己肯定感が低い方や、自分に自信が持てない方にこそ受けてほしいと思っています。
「僕なんて」「自分には価値がない」と思い込んでいる人ほど、少しの気づきで大きく変われるんです。
完璧にできなくても、0が1になるだけで世界の見え方はまったく違います。
心の底から笑えるようになると、周りの人が「最近あなた、変わったね」と気づくようになって、そんな日常の変化は、あなたをもっと魅力的にしてくれます。
特に、夫婦関係に悩んでいる男性にもこのプログラムはおすすめです。
自己肯定感が上がると、相手に求めすぎなくなり、自分の機嫌を自分で取れるようになります。
そうなれば、家庭の空気は柔らかくなり、奥さんの不満も減り、子どもたちに安心して育つ環境を用意できるんですよ。
読者へのメッセージをお願いします

伝えたいことは、とてもシンプルで、
「あなたは、生きているだけで価値があって、すでに魅力がありますよ」ってことですね。
皆さん能力が高くて、仕事で成果を出していても、「僕なんて」「俺には魅力がない」と、自分だけを低く見てしまう男性が本当に多い。
でも、そんなことは決してありません。
あなたがここに存在している時点で、価値があるとお伝えしたい。
もしあなたが今、「自分に自信がない」「変わりたいけど、どう変わればいいか分からない」と感じているなら
——それは、“始まりのサイン”です。
あなたには、うまく使えていないだけの魅力が、たくさん眠っています。
あなたが持っている魅力を一緒に見つけて、表に出していくサポートを、ぜひ私にお任せください。
